今回は、青空市を控えての焼成で、またまた2日以上、ご夫婦で寝ずの番となったようです。「今回は色が余り良くない」とは奥様浩子さんのお話でしたが、いえいえ、どうして。気持ちを込めて焼いた陶器ですもの、花入やみかん釉の角皿など、どれも素敵で見とれるばかりです。コロナが落ち着いたら足を運びたいと、心から思いました。 FBで登り窯焼成の様子も、ご覧いただけます。




武雄のどなたかが「このあたりでも登り窯の煙を見なくなりました。」とコメントを寄せているのを見つけ、私は亀翁窯の初窯というのは、ご本人たちがお考えになっている以上に重要であったのだと感じました。武雄系古唐津焼きを次の世代に伝える一石であり、大げさかもしれませんが日本文化の一翼を担う唐津焼の伝統を守ることにも繋がる一大イベントだったのではないでしょうか。私はこれから先も武雄で登り窯の煙が当たり前のように見られる風景として残るよう、努力していきたいと決意を新たにしました。
Copy right 亀翁窯分室