忙しさにも負けず、暑さにも寒さにも負けず、雨にも風にも負けず。地震で少し歪んでも負けず、天井の石が頭上に落ちても負けず。5年の歳月を経て2020年春に完成し薪を一心に集め、一息ついたら長梅雨と豪雨に見舞われててしまい…そんな紆余曲折を経て亀翁窯の初窯が実現しました!!古賀さんご夫妻とお弟子さんも一緒になっての幾夜を徹しての作業の様子は奥様の浩子さんのFBにある通り、猛暑もあって、本当に大変だったご様子で、それでもどなたにケガも無く無事に終了したので、私は心底安心しました。







武雄のどなたかが「このあたりでも登り窯の煙を見なくなりました。」とコメントを寄せているのを見つけ、私は亀翁窯の初窯というのは、ご本人たちがお考えになっている以上に重要であったのだと感じました。武雄系古唐津焼きを次の世代に伝える一石であり、大げさかもしれませんが日本文化の一翼を担う唐津焼の伝統を守ることにも繋がる一大イベントだったのではないでしょうか。私はこれから先も武雄で登り窯の煙が当たり前のように見られる風景として残るよう、努力していきたいと決意を新たにしました。
Copy right 亀翁窯分室